『そこにあったもの』




“消えゆく町のデタイユ”
麻布十番
消えゆく町のデタイユ…2016年11月3日
                                          X100s
                                         FUJIFILM




予告していた通り今日も通常勤務でした。ここ数日間の仕事を分類し、明日以降の仕事の段取りをして、終業時間定刻に会社を出て…やっとのんびりブログを書いてます。
しばらく休日出勤が続いているので、こういう時間がとても貴重だったりします。

生産性という意味では、休日を使わないと仕事が終わらないわけですから…明らかに低生産な僕。ただ集中する時間と作業する時間を誰にも邪魔されず使える休日出勤は実に効率がよかったりするわけです。






節労働的な職種でもあるので連続勤務は仕方の無いことが、こういう時こそ食事だけはきちんとしよう…と、意図的に野菜メインを食事をしている。今日も昼もサラダを食べようとCRISP SALAD WORKSまでスタスタと歩いた。

実はそのサラダ専門店と会社のあいだ一帯が、再開発エリアに指定されていて近々ごっそりと町が消えてしまうのだ。古くからある美容室やクリーニング店、豆腐屋、電気屋、大戦直後に建てられたような小さな木造の住宅が消えてしまうのだ。

すでに多くの店舗が閉店し住民も転居しているために、夜になると歩く人も少なくその一帯だけ”眠り込んだ町”になってしまっている。寂しいのは一帯のシンボルだった高い煙突を持つ銭湯も閉店して、もう二度と煙突から煙が上がることがなくなってしまったことだ。

まだ再開発は始まっていないので生活している人達もいる。路地と路地の隙間にある手入れの行き届いた植木や、軒先に吊された洗濯物などを見ると、そこに生きる人達の地に足の着いた生活の気配を感じて、なんだかとてもホッとする。

きっと再開発で現れる街はクリーンでモダンな街なのだろう。仙石山、愛宕、虎ノ門で見るような街だろう。でもその街が魅力的なのかどうか僕にはよく分からない。