『実に心外…その4』



                                      ”えっ?…オレ?”
                                           新宿
えっ?オレ?…2016年10月11日
                                 X-Pro2+XF23㎜F2 R WR
                                        FUJIFILM




“強面”をGoogleで検索すると

こわおもて
こは‥ 【強面
  1. 他をおどしつけるようなこわい顔つき。相手に対し強い態度でのぞむこと。
     「―に出る」
と出てくる。


 そうであるなら僕は明らかに”弱面”(という言葉があるかどうかは別にして)だし、オヤジ狩りの対象になっちゃう側の人だと思う訳です。

ほぼ同い年の仲間でバンドを組んでいるのですが、この中で誰が一番先に『宜しかったらどうぞ』って席を譲られるのか?レースをやったたら…白髪のこのボクが一番初めに『お爺さん認定第一号』になるだろう思う訳です。

それに若い時はともかく…最近は職場で声を荒げることもありませんし、まして暴れることもないわけです。

「実に心外シリーズ」の冒頭でも書きましたが、ボクの仕事のピークはプレゼンテーションと最終サンプルチェック&アプルーバルですから、そのようなシーンでは熱く語ったり、必死に説得したするので、声が大きくなったりもしますが、普段は全くそんな事はないのです。





直近に迫っている仕事の一つにカタログ撮影があり、自分が携わっている商品もそのカタログの中の出てくるのです。

そこで
『アートディレクター(以後AD)と直接話が出来ませんかね?』
と担当の課長にお願いをしました。

絵コンテ(カタログのカット割りからイメージまでのアイディアスケッチ)を作るのがADの仕事のなのです。

つまり作った商品をどんな風に表現して欲しいのかADに相談しておけば、それを踏まえてコンテが作られるので…カタログが出来上がったときに『こういうシーンに着て欲しいじゃぁないんだよなぁ〜』という意思のズレが起こりづらいかと。
特に今回から数年続いたコンセプトを大きく変更していくことが決まっていて、今までと同じ感覚で紙面を作ると“伝えたいこと”がエンドユーザーに伝わらないと思うからだ。



期に渡って同じクライアントと仕事をしていると、気を付けないといけない事がある。
それは”馴れ合いにならない”ってことだ。

 正確にいうとクライアントが心を開いてくれることは『本意を知る』という意味で有り難いのだが、受託する側が馴れ合いになると“本来の目的”である『利益を出す』というハードルが下がってしまうことがある事を経験上知っている。春夏/秋冬の2シーズンに分けて発表しているのだが、今年のファーストシーズンのプレゼンテーションが上手く相手の腹に入らなかった感じがあって、その対策としてコンセプトを大きく変えていこうという事になったのだ。

 
 恵比寿にあるADのオフィスに突然訪問する事になったのだが…『なぜナチョパパが来るのか?』とオフィス内がざわついたらしい。

 話し合い自体は普通に終わったのだけど、その時に言われたのは…
『いや、nachopapaが直接話がしたいと言っていると伝えると“なんで?なにか問題でも…”と言う感じでピリピリというか怖がってましたよ』

ええええええええええええええええええ またぁ????????

 確かに今回の話は普段はしない事をしたのですから、『なんなんだ?』という疑念を持たれるところは分かるのです。でも『ピリピリ』したり『怖がったり』するのはどうなのよ?って。

 
 因みに…そのADの前では声を荒げるようなことさえしたことが無いにも拘らずなのです。


しばらく考えて、アッと思ったのはADの年齢が若い…ということ。確かに30歳代の時に50歳台のスタッフに『意見があるのだけど』といわれたらそれは『なにかクレームだろうか?=怖い』と思っても不思議じゃないだろうと思ったのだ。
僕が怖いというわけではなく、その関係性で『怖い』と思ったのだと。


 それなら…なんの問題もない→微笑む僕…と思ったところで、最後の『マジか? 心外な…』的な問題が起こるのだ。


って事で次回に続く…ごめんよ山室先生よ。