「…のはずなんだけどぉ」(2/3)




               夜街歩誘
                     @Edgar Quinet 『夜カフェに行く!』





前回の話は…こちら


その感染症研究所の監修のもと小学校を訪れ”正しい手洗いの仕方”、子供にも分かる”ウィルス感染の概要”などをレクチャーしている所に取材としてテレビクルーとレポーターが入っていた。

まずは子供たちにいつも通りの手洗いをさせて、その洗った後に特殊な光線を当てると、手に残っているばい菌が白く浮かび上がる…という実験をやって見せるのだ。

ま、ばい菌とウィルスを同じように考えて良いのか分からないけど、それでも手のひらには相当数の菌が付着していて、ニュース画像として見るだけでもちょっと引く感じがした。

そこで"仕事柄外出が多いのと、風邪予防の為に丁寧に手を洗う習慣がある"と言う女性レポーターが実験に参加した。

石鹸を泡立て指を一本一本丁寧に洗う様子に嘘はなかったし、爪の間にも菌は滞留する…と自ら言いながら、爪立てて洗っていた。一体どの位の頻度でこのように丁寧に洗っているのか分からないが、少なくともボクはそんな丁寧な洗い方をしないなぁと思いながらニュースを見ていた。


この後の流れとしては、ここまで丁寧に洗えば菌は害のないほど減少するのだから、皆さんも外出先から戻ったら丁寧な手洗いを心掛けましょう!的な終わり方をするのだろうなあと思っていたのだ。
案の定、洗浄後レポーターはブラックライトのような特殊な光線の中に手を入れると、その手のひらには「なんなんだよ!!」ってほど、ほぼ全体に菌の付着が見られたのだ!


ええええ! あんなに丁寧に洗ったのに!!!!


いやいや、会社から戻って家に着いて時間がある時ならともかく、会社で日常的に5分間も流水で手を洗い続けるなんて出来ないし、会社によっては5,6人の会社ならともかく何十人もいや何百人も従業員いるところでは…まず現実的な手洗いの方法ではないのだ。



って言うところで…更に話は続くのだ。