「ルーテシア(ルテティア)…って事も無いでしょうけど…」




         オリジナル140115
             @Paris 「ルーテシアってローマ帝国時代のパリの古代都市名です」





銀座からそう遠くない所に汐留という場所がある。かつて勝どき橋界隈に住んでいた時に築地市場を横目に見ながら汐留再開発エリアを抜けて、浜松町、芝、麻布十番へ通っていた。



今、築地市場から汐留に向かうと見える光景は…一部の隙間もなく乱立するビル群で近未来の東京感を感じる。特に大きなカーブを抜けて視界全面を埋め尽くす巨大な電通本社ビルは息苦しさを覚えるほどの圧倒的な存在感がある。僕はその光景が好きだ。

 このルートで通勤していた11年前は、寂れた鉄板や破れ掛けのフェンスで囲まれた広大な荒れ地だった。本来ならとうの昔に開発が終わっていたはずのこの地が手つかずになっていたのは、バブルの崩壊もあって再開発が一時的に極端なスローペースになった事もあるが、主原因は遺跡が出てしまったことにあった。ご存じのように一旦遺跡が出てしまうと、考古学の専門家が現地入りして発掘し研究の目処が付くまでは開発や建築は途中で止めないといけない。それは国のプロジェクトでも民間の住宅建設でも同じだ。


掘ると何かが出てくる…と言うのは、なんだかちょっとロマンを感じるのだけど、施主やデベロッパー、そして開発を請け負う工事関係者からすれば…うんざりするのだろうけど。

 今日の写真はモンパルナス駅前で大通りを渡りながらふと足元を見た時に見つけた”アスファルトの下の石畳”。
今や駅前は一部を残してアスファルトで覆われてしまっているが、そのアスファルトを剥がすとかつてはパリ中を埋め尽くしていた”石畳”がちゃんと残っているのだと分かった。もちろん生活をしている人達が使いやすいことが大優先なのだけど、もし許されるなら出来る限り”石畳の街”で在り続けて欲しいと思うのだ。