「窓からの景色 窓のある景色 」

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                          @Paris 「窓のある風景」
誰でも”その窓から見えた光景が忘れられない”というのがあるのでは無いだろうか。窓は自宅でも、旅先のホテルでも、車の中からでも、電車の中からでも構わないが、記憶に残る…窓からの景色だ。


セーヌ川に沿う形でメトロ10号線にMaubert-Mutualité〈モ(ー)ベー(ル) ミュチュアリテ〉と言う駅がある。地上に上がればソルボンヌに近い…サンジェルマン大通りにある、左岸の中では下町に属するエリアだと思う。

初めてパリに来たのは旅行では無くて自分の住むアパートを探しだった。その時の話を書くと…また長くなってしまうので次回に譲るが、その時に泊まったホテルがこのMaubert-Mutualitéにあった。
フランス語が全く分からない中でのアパート探しは困難を極め、勝手の違う習慣に翻弄され一日が終わり、安い最上階の角部屋に戻ってベッドに倒れ込む…そんな毎日だった。

ホテルの部屋は北側の窓を開けるとノートルダ寺院の一部が見え、東側の窓を開けると大通りを挟んで目の前にカソリックの教会があった。時間が来ると教会の鐘の音が鳴り響いた。


窓を開けて入ってくる雑踏や街の臭いは共に”異国に来たこと”を強く感じさせるシーンで、今でもどうかすると呼吸が乱れそうになるほど強烈なリアリティを伴いながら僕の中に残っている。


あなたの中にある”窓から見える景色”を教えてくれませんか?