あの日の記憶…

  • Day:2011.11.28 23:32
  • Cat:


             麻布十番
                 @麻布十番 日だまりのCafeで…




  アパートから駅までは歩いて5分、走って3分、その殆どが線路沿いの下り坂。下り切った所が駅のロータリーで遅刻しそうな時は、迫り来る”乗るべき電車”との追い駆けっこになる事もあった。夏は良いが冬の寒い時期は路面が凍結していたりするから、それはそれでスリリングで。
 何しろ『石畳』『凍結』『革底靴』『下り坂』という四重苦なのだから。

 駅のロータリの脇に三本の広葉樹があった。特に珍しい樹木では無く、市内の至る所にあって街路樹としても植えられている樹だ。秋の終わり頃になるとサクランボに似た形状を持つ直径3センチぐらいの実(実際には実に棘が生えていてサクランボにはほど遠いのだけど)を付けるのだけど、花が咲いていたかは…良く覚えていない。

 秋も終わり頃になると、実が石畳の上に落ちて潰れて白くなっている光景を思い出す。



 ある人に『この樹なんと言うか知っている?』と聞かれた。季節が良く思い出せないのだけど、多分夏の終わり頃だったと思う。ボクが「知らない」と答えると『スズカケノキというのよ』と言い『実がね…鈴みたいな形だから』と。


それ以来『スズカケノキ』という言葉がボクの中にしばらくの間…残った。




 日本に戻って何年か経ったある日、赤信号で止まった足元に木の実が落ちていてた。遠い昔にどこかで見たことある気がしたのだけどしばらくはピンと来なくて。信号が青になり渡り始めた瞬間…もう何年も忘れていた言葉なのに深い池の中からスゥーと浮かんでくるように『スズカケノキ』という言葉が蘇ってきた。そして同時にこの樹の名前とその実の事を教えてくれた人の事も含めて、あの日のそのシーンを思い出した。


 ウィキペディアによると「スズカケノキ」…属の学名は『プラタナス』と言うらしい。日本で見かけるプラタナスは本種よりも『モミジバスズカケ』である事が多い…と書いてあったけど、足元の鈴の形に似た実を見ると、プラタナスと言う名よりも『スズカケノキ』の方が良い…と思った。そしてとても凄く懐かしい気持ちになった。



 そう言えばプラタナスの花言葉は『天才』だという。なんだかちょっと笑えるのだけどね。




今夜のBGMはこれ!
              

Chris Botti  Lisa

Comment

★鍵コメさんへ
鍵コメさん ご報告有り難うございます。
大丈夫です…仰るようにこちらのPCの機種の問題もありますし(⌒~⌒)ニコ 
それに例の特別なシーンモードで撮られた写真を拝見したら、
あまりの迫力にビックリしてしまいました。確かに面白い効果が出るのですね。

尤も…ずっとそればかりやっていたら飽きてしまうのかも知れませんが(^o^)アハハ

とりあえずは解決して良かったですね。どこからやってきた『悪い子』だったのか?
分かっているのでしょうか? 分かっていないと…ちょっと面倒かも知れませんね。
最近は巧みに隠れてやってくると言われていますから。

何はともあれ…コメント有り難うございました。

鍵コメが重なったので…一つ削除しますね<m(__)m>


  • 2011/12/01 20:13
  • ★鍵コメさん:ナチョパパ 
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  • 2011/12/01 18:05
★naokoさんへ
相変わらずお忙しい毎日を送っているようですね(⌒~⌒)ニコ 
今日はお昼間は暖かかったのですが…完全に予定が外れてしまいました。
天気予報では…寒くなると言っていたのですけどね。
体調はいかがでしょうか?

さてまずは…日だまりの中のCafeの写真ですが、とあるSNSでも
プロのカメラマンの方に、過分なお褒めの言葉を頂きました。
滅多に無い事なので分かるのですが(苦笑)いつもお褒めを頂く画像は…
『ドヤッ!』って出した写真よりも『これは有りですか?』って
言うような弱腰のスタンスの時に、色良いcommentを頂くことが多いようです。

多分…変な色気がなくて気負いの無い(写真との距離感)があるのかも知れません。


↓でtomatoさんへのリコメントでも書いたのですが、naokoさんのいう
『キンモクセイ』の話も、過去から『懐かしさ』を芯に据えた話ですよね。
ボクはどうもこの辺の『ノスタルジー』とか『メランコリー』な感覚の話を
文章にすることが生理的に落ち着くようです。

もちろん…可能な限り事実に忠実に書いているつもりですが、刷り込みと言いますか…
多少の脚色は成されているのかも知れませんが、一番素直な気持ちで書けるのだと思います。


インスパイアされて…なんてちょっと嬉しいですね~(⌒~⌒)ニコ 
しっかりnaokoさんのブログも拝見しました。
なんだか情景が浮かぶだけに…グッと心の深い所で反応してしまいました。
naokoさんも同年代なので同じだと思いますが、この歳になると「生と死」とか
『誰かの届かなかった思い』とか「切ない感情」などがストレートに(何の防御柵(策)も無く)
心に入ってくるので(苦笑)、油断大敵です。

大人になったら、もっと厚いベールに包まれた『秘めたる感受性』みたいな状態に
なるのかと思ったのですが…どうも人は年々『感情が剥き出し』になっていくように感じます。
これも研鑽が足りない…って事なのかも知れません。


昔のことは知っているのに、このSeptember blue moonがなんなのか分からないので、
思わずGoogle検索してしました。
松任谷由実さんの曲だったのですね。先ほどyoutubeで聞きました。ボクは何故かこの曲を
殆ど知りません。なんでだろう? 
Googleだと何年発売って言うのが分からなくて。後でアマゾンで調べてみようと思います。
きっとこの曲(今もyoutubeで聴きながらこのコメントを書いています)に、
naokoさんは深い思い入れがあるのかも知れませんね。

コメント有り難うございました。
  • 2011/12/01 00:22
  • ★naokoさんへ;ナチョパパ 
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★tomatoさんへ
『車のいろはそらのいろ』…恥ずかしいのですが、
知りませんでした。
児童書は「読み聞かせ」で結構読んだつもりでしたが(苦笑)

tomatoさんがここでお書きになっているプロットをお聞きするだけでも、
読みたくなります。
僕らは(もちろん)戦争を知らない(気配さえも感じることのない)世代ですが、
どうしても子供の命が懸かる内容になると、感情移入することが多くなりますし、
また話を深く理解出来るチャンスがある
(子供有無は関係ないと思いますから、チャンスと書きます)と思うのです。


富みに最近思うのは、ボクの中の『心地良いもの』の多くは、郷愁とか感傷と
言われる感情の起伏に起因する物が大変多いと。

文化に根ざした知識では無いので、もしかしたら…きちんと理解出来ていないのかも
知れませんが。
この感情は世界にある意味共通にあるようで…少しずつ言葉の示す範疇が違うらしいですが、
メランコリー
サウダーヂ
ノスタルジー
感傷
などがそうのようです。

この辺の感情を揺さぶられると一気に世界にのめり込む。
書籍ではありませんが…音楽でもポルトガルの『ファド』という
(ポルトガルの演歌みたいな物)ジャンルの曲や、アルゼンチンのタンゴ…なども
郷愁を誘うノスタルジックに感じます。

また話がズレました(^_^;)アセ

コメント有り難うございました。
  • 2011/12/01 00:13
  • ★tomatoさんへ:ナチョパパ 
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★親友さんへ
(^∇^)アハハハハ! オリジナルを差し置いて…。
しかも当日「唯一間違える事無い曲」だったはずなのに、
思い切り間違えたでしょ? おれ。
自分でも可笑しくて可笑しくて笑っちゃいました。

当日は全然緊張していなかったのだけど、それでもやはり
『歌詞』に対しての心配があった訳です…特に新しい曲達には。
でもこの「Hard…」だけは鉄板だったはずなのですが。
まあ…間違えることは無いだろうと。それが思い切り間違えたのですから…ったく。

きっとそれも一つの緊張だったのかも知れませんね。


ところで昨日の両日の提案…了解致しました。
皆さんが決めた所にアジャスト出来ると良いですが…。

コメント有り難うございました。

  • 2011/12/01 00:08
  • ★親友さんへ:ナチョパパ 
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★kazahanaさんへ
お早いお越し有り難うございます。
相変わらずリコメントが遅れがちですみません。昨夜は比較的時間が
あったのですが、自分のブログのネタの仕込みに失敗しまして…。
タイトルだけ浮かんだまま…二時間以上も、アーでも無い、こーでもないと
弄くり回した挙句、ギブアップをしました。

晩秋から初冬にかけてのこの時期、最も好きな季節の一つなのですが、
それを語ると日本にはどうも収まりきれなくて。

でも毎回パリの話を書いても鼻に付くので…色々エピソードを探したのですが、
上手く記憶を引っ張り出せませんでした。
次回こそしっかりと話を練っておかないと…と思っている僕でありました。


さて…KazehanaさんのBlogにYouTubeがアップされる前に、二曲とも
検索してしまいましたσ(^_^;) 気になって気になって。

残念ながら,
いずれも知らない曲だったのですが、曲よりも気になった事が。
「鈴懸の…」の方は昭和44年の白黒の映像でした。
多分…テレビ番組かなにかでの映像がアップされていたのですが。

僕は昭和40年生まれなのですが…その映像を見ると、
自分人生の最も古い記憶に相当する時期のモノのはず。
そう思って見ても、ビックリしました。

そのYouTubeの画像の古臭いこと古臭いこと。

なんだか戦後間も無い時の記録映像を見ている様な(苦笑)…そんな気がしたほどです。
もちろん40年以上前の映像なんで、古くても当たり前なんですが(苦笑)、
あそこまで古臭いとは…(^∇^)アハハハハ!
「俺も結構長い間生きている部類の人なんだなぁ」と改めて思いました(笑)

まあ単に歳を取ったって事なんですけどね。



何だか随分と長くなってしまいました。
コメント有り難うございました。
  • 2011/12/01 00:02
  • ★kazahanaさんへ:ナチョパパ 
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今夜もBGMを聴きながら…
日だまりのカフェに座って(つもりで)心地よい♪
この写真も好きです…
こんばんは~ナチョパパさん。

なにかが思い出させるその時のシーン、人…
ありますね、ふっと思い出される過去が、
記憶がよみがえっていく瞬間。
そこにまつわる過去の自分に、そして関わる人に逢う。。

木にまつわる、花かな…
ナチョパパさんのキンモクセイのお話もこころに残っていますが、スズカケも素敵、
その頃の光景に私まで誘っていただきました。

スズカケに、というよりナチョパパさんのこの記事の記憶にインスパイアされて、
今、ブログの記事を編集中です(~_~;)
少々お待ちくださ~い(って待っていないか~?^m^)

プラタナス、ちょっと気取った感じ、、
ユーミンの歌の中にそう言えば……
プラタナスが、、 え~と、、September bleu moon
リクエストします!(笑)ってそういうコメント欄ではなかったですねm(__)m

ちょっとカフェでひと休み、、のつもりがついつい…(笑)
お邪魔しました…
私もあの日の記憶に行ってきます(^^ゞ続き、書きます!
「スズカケ」と本文のストーリー展開で私は一気に過去の記憶をよみがえらせることになりました・・・・

あまんきみこ氏作の児童文学書に「車のいろは空のいろ」というのがあります。
パパさんもおそらく読まれたことがあるのではないでしょうか。
私はこの本が大好きで、おまけに北田卓史氏の挿絵のファンにもなりました。
(同じくらい私が大好きな大石真氏の「チョコレート戦争」も彼の挿絵です)

この「車のいろは空のいろ」に収録されている短編の一つが
「すずかけ通り三丁目」というお話です。
戦争で子供を亡くしたお母さんと主人公のタクシー運転手が
一瞬戦時下の世界に時空移動を行うお話です。
その街には、おそらくスズカケノキの並木道があったんでしょうね・・・・

とても懐かしい気持にさせていただきありがとうございました。
「スズカケ」という言葉はそれほどまでに私にとって印象深いものなのです・・・・
  • 2011/11/29 20:53
  • tomato
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KISSよりSacchileの方が味があるね!(^ ^)
  • 2011/11/29 19:35
  • 親友
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スズカケと聴いて思い出すのは 鈴懸の径です
プラタナスと聴けば 思い出すのはランチャーズの真冬の帰り道でしょうか YOUTUBEで検索してブログにアップしますね
革底靴ですか なんともお洒落な感じがします 一足だけ持っています 勤めに行かないので履く機会があまりありませんが良い靴なのです 
もうひと踏ん張りですね 頑張ってくださいませ _(._.)_

http://kazahana87.exblog.jp/page/8/
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