時間の流れを…

  現役
                  @大曲駅前 現役の店舗 




 紅葉する山々を見て「美しい」と思うようになったのは いつ頃からだろうか。子供の時はともかく 少なくとも高校生の時でさえ「紅葉して変わっていく街の景色」を見ながら 美しいと思った記憶が無いし、むしろ過ぎゆく夏を惜しんでいた記憶がある。

 齢を重ねると共に 色づく銀杏並木に心惹かれたり どこか遠い山里から届く モザイクに彩られた山々の風景写真に 心奪われたりする様になるから不思議だ。一体 何が切っ掛けでそうなるのだろうか。

 その感情は自然に対してだけでは無い。独特の感情で…若い時には何も感じなかった 古民家や名も無い古寺に心惹かれたりする。近代的で最新の美しさに彩られたホテルより 古くから愛される古い老舗旅館に心が動くのだ。これも歳を重ねてからの想いだ。もしかしたら自分がだんだんと老いていく姿を、投影するからなのかも知れない。

 歳を重ねたものを認めることは (自分の)加齢を認める事と同義語なのかと。紅葉して美しく変わりゆく木々の葉も 散る前の姿を美しく感じるようにプログラミングされているのかも知れない。変わりゆくことの美しさもある…と気付かせてくれている…と考えるのはどうだろう…よく分からないけど。