台風の夜に中秋の名月を思ふ…

                   誘われて…
                @麻布十番 昼と夜と平日と休日の顔がそれぞれ違う街





報では午後から台風で天候が崩れると言っていた。ところが16:00を越えても空は青いままで、降雨の気配さえもない。そんな時、神奈川に住む知人がTwitterに「電車の窓に雨が…」と書き、その後すぐ「ざーざー降りだ…」と書き込んだ。台風がすぐそこまで近づいて来ているのを知った。


それから十数分後…ベランダの手すりにポツポツと雨が落ちたと思ったら…あっという間に強い雨が。遠くに見える東京タワーと見渡す街が強い雨に包まれた。強い雨はその全景が霞んで見えるほどだった。





 大きな被害が出ている所があるので軽はずみな事は言えないが…やはり台風の夜はワクワクする。確か今年の三月中旬、東京が嵐に見舞われた時にも同じ事を書いた記憶がある。

 あの日、僕は目の前で光る東京タワーを、病室のベッドサイドで見ていた。壁一面が大きなガラス窓で、手で触れる事ができそうなほど、近くにある東京タワーをベッドに横たわる母と見ていたのだ。
「台風が来るみたいだよ。予報ではかなり大きな被害が出ると言っていたよ」と伝えると、母は窓の外を見ながら「TVで見たわ。でもやっぱりワクワクするわ」と笑顔で言った。とても母らしい言葉だった。ボクの台風好きは完全に母から受け継いだ遺伝子だった。



 2012年の今日は中秋の名月だ。
残念ながら今夜は月を愛でることはできない。きっと空の高い所で中秋の名月を愛で、眼下に広がる台風を見てワクワクしている母がいる…そんな気がする夜だった。





運動会はマクドナルド一号店と重なっていくのだ!って話です…

              そっと指先で触れてみる…
              @骨董通り 見上げたビルの壁の文様にそっと指を滑らせる



日は娘の学校の運動会だった。小学生の最後の運動会だ。そういう意味では「小学校最後の運動会」は娘だけではなく、これで最後の参観になるのはボクも一緒だ。
まさか中学生になってまで「観に来て」とは言わないだろうから。


運動会に相応しく快晴で、時折涼しい風が吹く気持ち良い天候で、見上げた秋空には淡い雲が風に流されていた。

僕ら夫婦は用意された保護者観覧席ではなく、二階部分に設置されたウッドデッキと呼ばれる広大なバルコニーから娘の疾走する姿を観た。感慨深くビデオを回し…一生懸命な娘の顔を見るのは悪くない。


話は逸れるが、自分の娘でなくても、低学年の児童が一生懸命にダンスのお披露目をしているのを見ると…涙腺が刺激されて(苦笑)ウルッと来そうになるので…困った。幼い子供が健気に一生懸命になっているだけで、自分の子じゃなくても心を打つものだったりする…僕だけかも知れないけど。
「あー良くここまで大きくなりました」的な。
※もう完全に爺さんの領域だな。


そして何故か記憶は遠い自分の過去へ飛んだ。ボクが小学校の一年生の時のダンス(当時は遊戯と言っていた気もする)を思い出した。
それはダンスそのものを覚えているのではなくて…家に帰って母親に怒られたので、却ってしっかり記憶に残ったのだが、一年生の時の心情をしっかり覚えているのだ。自分で書いてもちょっとビックリだけど。


実はその萌芽は幼稚園の年長の時には既にあって、お遊戯をしながら「クダらねぇ」と思っていたのだ(苦笑)


その時は両手を合わせてチューリップを表現して、それを顔の前まで持ってきて、頭を左右に倒す…って踊りがあって、それをやるのが猛烈に苦痛だったのだ。
で、小学校に行ったらこんな下らない事をしないで済む…と思っていたのに 、腰に手を当てて一方の足を斜め前に伸ばし、もう一方の足軽く曲げ腰を屈める(しゃがむまではいかない)みたいな踊りをやらされて…
「なんで俺は小学校まできてこんな事をやらないといけないのか?」
と練習の時からずっと「ヤル気なしモード全開」で事に当たっていた。


当然、運動会当日もテキトーに流すような踊りをして…親の怒りを買った訳だ。
ところが母親はこちらが照れてもじもじしていると思い込み、トンチンカンな説教が始まった。
「あなた、一人だけ恥ずかしがってモタモタしていたけど、人から見たらその方が目立って恥ずかしいわよ!」と。


しかしこっちにしてみれば…子供心に「オイオイそれは違うぞ。俺は何も恥ずかしいからモゾモゾしていたのではないぞ。あまりの幼稚さにうんざりなんだよ」と思っていた訳で。


もちろんこれは大人になってから、当時の言葉を代弁するとこう言いたかったという事なのだけど。取り敢えず…その場は反論するとややこしくなるのが分かっていたので、反省の態度を見せつつ…やり過ごした。
ところがある日、弁明のチャンスが訪れる。何と30歳を超えてからだった。



と言うのも、ある時実家に兄妹家族が集まった時に、甥が幼稚園でタラタラ踊っていると妹が怒っていたのだ。それを聞いて自分の過去を思い出し…まだ年長だった甥にそっと聞いてみたのだ。
「なんでちゃんと踊らなかったのか?」と。
すると…甥が「だって赤ちゃんぽいんだもん」と。
ガーーーーーン


正にあの時、僕が思っていた通りのだことを簡潔に言いやがった。
世の中の大人達へ。
子供がダラダラ踊っていたからと言って、それは照れているとか、真剣じゃないとか、そういうことではなくて…「単に下らない」って思っている子がいるって事も分かって欲しい。


老人ホームで老人に無理やり「結んで開いて」をやらせたり、赤ちゃん言葉で話しかけられるのが耐えられない老人がいるように、 園児でも「お遊戯」が下らない…って思っている子がいるのだと。




さて「下らねぇ」と僕が思っていたのは6歳で、1971年…昭和46年の秋でした。

どんな世の中だったか?というと…。
この年、連続殺人犯の大久保清が逮捕されたり、自衛隊機と全日空機が岩手県雫石上空で衝突し多くの死者が出たり、東亜国内航空が北海道で墜落したり…と航空関係の大きな事故が続いた年でもあった(らしい)。
もちろん、物騒な話ばかりではなく銀座にマクドナルド一号店が出来たり、「8時だよ全員集合」の視聴率が50%を記録したりもした。


残念ながら記憶には全くないけど。



そして沖縄返還協定が調印された年でもあったんだな。






台風が…

                   お・わ・り
                           @南青山 明日のために…




4:20a.m. 猛烈な頭痛で目が覚めた。なんでも台風が二つも日本付近にあって、一つは回避出来たものの、もう一つの台風が明日には沖縄を通過し、明後日には本州を縦断する予想がでている。進路予想が的中することも少ないので、どこまで身に迫った危険があるのか分からないけど、この片頭痛は確実に気圧の大きな変化が日本の傍で起こっていることを意味していたりして…ちょっとした人間予報装置みたいな感じだ。

明日は娘の小学生最後の運動会で、さすがにもう「来ないで良いよ」もしくは「来ないで欲しい」となるかと思ったらパンフレットを持ってきて「これと、これに出から」と宣言された。仕事の合間を使ってしっかり見学しようと思っている。

いま、窓の空を見上げて激しく雲が流れているのを見て、「台風よ明日だけはなんとか静かにしていておくれ」…と、夜空に手を合わせるのであった。





良いことだって…あるものだ…

                  晴れたり 止んだり 
                     @横浜 晴れたり…止んだり…泣いたり…笑ったり…



こ数ヶ月の気の滅入るような出来事も何となく筋道が見えてきて、数日間続いたiPhoneのトラブルもようやく収まって…生活に少し落ち着きが戻って来ている。そんな中、予定が一つキャンセルになって、友人と食事をする事になった。最近なかなかスゥーと心静かになる時間も取れないので、友といた二時間弱の時間は心の洗濯になるような優しい時間だった。時々はこうしてストレスを開放することは、心の為にも、体の為にも必要で大切な事なのだろうなぁ…と改めて思った夜だった。

心の洗濯…癒やしの時間、あなたはどんな時間ですか?



自分のmailアドレスを…

                       shu
                            @日本橋 表意文字


日も記事にしたiPhoneのOSのアップグレードから始まった…様々な問題(mailの送受信が全く出来なくなった上に、何切っ掛けかは分からないまま突然メールが届いたり、送ったはずのメールが届いていなかったり)の悪夢がようやく明けました。

ただそれで全て解決か?と言われるとそうではく、mailの他に仕様の問題でGoogleマップは使えなくなったし、近い将来youtubeも見られなくなると言う事で…色々考えさせられた数日でした。
ともかく今は…iOS6にしたことを猛烈に後悔しているのでした。もしこのblogをお読みの方でiOS6を導入しようと考えている方で、特にgmailを使っている人、Googlemapを頻繁に使っている人は…絶対にお薦めしません。


ただ永遠にここに留まることは出来ない訳で(来年も再来年も大きなアップデートや新型機の投入などもあるでしょうから)、そこは悩ましい所です。
ただ、ハッキリ言えるのは…今使っているiPhoneを次買い換えるときは、もうiPhoneではなくandroid系のスマホにするとだろうと。じゃないとプライベートはともかく、仕事にも使っているボクには、appleのドラスティックな決断の影響がモロに出てパニックになる事があるので。

この数日、何度自分のmailアドレスをweb上に書き込んだことか!(アカウント製作のため)





疲れた…。





あの町の食べたいを探して…

                  意味のあること…
               @日本橋 人が見たら意味の分からない事も、重要だったりする事もある




こ数日、また片頭痛の周期に入ってしまって困っている。生活を朝型に変えたら少しは発作が減るのかなと期待したけど、こうなるとあまり関係無かったようだ(苦笑)


blog「がらくたスケッチ1001」でお馴染みのnaokoさんのブログを見ていたら、可愛いお孫さんが美味しそうに食事をしている写真がupされていた。美味しそうに食事をするシーンを見るというのは、それを見ている側も幸せな気持ちになる。出来るなら自分の娘が年頃になっても、無用なダイエットなどせずに、美味しそうに食事の出来る女性になって貰いたい。


  片頭痛の定期検診で病院に行った。順番が来るまでの間、待合室で手にしたのが「お取り寄せ特集」だった。余りにも短い時間だったので数ページしか見ることがでず、それも流し読み程度しか出来なかったけど多種多様のお取り寄せに驚いた。果物、なまものは当たり前、沖縄のテビチに始まって、博多の小料理屋の水炊き、函館の市場にある海産物屋のオリジナル海鮮丼セットなど、ロジスティックが進歩した今だから出来る「お取り寄せ」が溢れていた。「そうか、世の中こんなことになっているのか!」と驚いた。

 このトレンドに完全に乗り遅れているので、ボクが知らなかっただけかも知れないけど。
同じ様な人がいたら、是非書店に足を向けてみて欲しい。手にしたのは 少し古い雑誌だったので、同じ物はないだろけど似たようなムック本はきっと沢山出ているのだろうから。






最悪だ…iOS6

                       娘と…
           @横浜 娘が歩きながら鼻歌を歌っていた…この写真からもそれが分かる気が…(^_^;)アセ



iPhone5が発売されるにあたり、その基本OSであるiOSも、5.1.1から6.0に変わった。

iPhoneそのものは買い替えないがOSだけは更新しようと、早速アップグレードした。が…これが最悪。メールが殆どプッシュ(メールボックスセンターに自動で着信メールを取りに行く事)が出来なくなってしまったのだ。
 最悪なのが「全くプッシュ出来ない」のでは無く、突然着信メールの着信音が鳴って…何通かは着信があるのだ。(※因みに手動では全くメールチェックができない)
ジェニュイン・バー(カスタマーズ・サービス)予約を入れたけど、この「出来たり、出来なかったり」という状況が、説明の最も面倒になる所だろうなぁと思うのだ。

 ジェニュイン・バーの予約は木曜日の夜のですが…その日までボクにメールをしても、とても不安定な状態が続きますので、返事が遅れたり、スルーされたりしたら、こういう事情があったんだと言うことで、お許し下さい。




かたじけない…全く更新が出来ないのお許し下さい。

                   よるまちひとくるま
                        @宮益坂 夜の街を風に吹かれて歩く



して理由も無い…と言うと怒られてしまうのだけど、次から次からやることがあって、なかなかブログの記事を書く事が出来ません。心苦しいことに皆様の所にお伺いも出来ないままになっています。
 以前のように「母のケアで…」とか、「法事のため」とか、ドッとのしかかってくる「大きな仕事」がある訳では無いのですが、家に帰って細かな書類を整理したり、突然動かなくなったディスポーザーに悪戦苦闘したり(解決法が分かってからは直ぐに稼動したのですが、それまでが大変でした…どう考えても詰まっているとは思えないのに、全然動かないのですから)、娘の修学旅行の写真がネット上の会員向けのストレージに公開され、そこで発注するしか無い7000枚以上の写真から娘を見つけ出して発注したりして…。秋の夜長ならぬ、酷残暑の夜長にアタフタです。


皆様の秋は如何でしょうか? 前の記事にcommentを下さったマリコさんのblogへのcommentも、パソコンのメモ帳の中で書き掛けで…今週中には何とか投稿するぞ!と一人心に誓うボクでした。




ダメだ…眠い

                   一体何人?
                          @新宿 一体…何人?



日も暑かった…&疲れました…。今からシャワーを浴びて爆睡したいと思います。記事がちゃんと書けなくてごめんなさい。
 naokoさん…コメント頂いているのに、ごめんなさい。もう少々お待ち下さいm(__)m




変わろうとする街

                   kurikaesarerumochi-fu
                      @表参道 再開発される街に溢れるモチーフ




日は写真のみの更新…(^_^;)アセ 
 皆様へのリコメント…もう少々お待ち下さい。まだしばらくは暑い日が続きそうですが、きっと少しずつでも秋になる小さな変化があるでしょう。それを一緒に探しましょう。どうか明日が良い日でありますように。



nachopapa





音の名前…

                       残夏
                            @麻布十番 残夏




日の東京は相変わらず気温は高いままだが、吹く風だけは秋っぽさを感じる日だった。残念だけど「涼しい」というレベルでは無くて、真夏のそれとは違う…程度だけど。

 その音のことを何と言えばいいのか、ずっと考えていた。「雑音」という言葉が不快感を伴う意味を持つならそれは違うし、同じ理由で「騒音」も違う。しばらくの間、その「音の名前」に適当な名前が見つけられないままでいた。異国の安宿で窓の外から聞こえてくる「音」のことだ。


 ある日、読んでいた本の中に「雑踏」という言葉を見つけて、「音の名前」のことを急に思い出した。この「雑踏」という言葉はリアルなサウンドを伴う言葉なのか、それとも概念的なものなのかは分からないけど、もしサウンドを伴って良いのなら、「雑音」「騒音」に比べ遥かにあの時感じた感覚に近い言葉のように思った。




 今夜エアコンを切って窓を開け、少しだけ涼しくなった風で部屋を満たした。するとその風に懐かしい感覚がして「街の音」のことを思い出した。

 安いホテルの最上階、屋根裏の角部屋。シングルのベッドと小さなレターデスク、そして小さなタンスが一竿。枕元と右手にある窓を開けウトウトと半分眠り、半分覚醒している状態で、窓から聞こえてきた街の音「雑踏」が、こうして時々蘇ってきて、どこかに消えていくのだ。

 異国の地で窓から入る涼しい風と、流れ込む雑踏に「街の音さえも国によって違うのだ」と感じたあの日の事を思い出す。もちろん若かった頃のボク自身も一緒に…。


 秋の風はとても優しく切ない。





9月に入って…

                   人が半分
                        @広尾 住宅街のイタズラ書き




変わらずの暑さのまま9月に突入した。出来ればダラしなくエアコンの下でダラぁ~としていたいけど、そこは仕事。どんなに暑くてもクライアントからの依頼があれば、西でも東でも何処へでも馳せ参じる。

まあ「何処へでも」 とは言え、多くは(ほぼ)決まったルートを、(ほぼ)決まった時間に行き、移動の多くは地下鉄。そして電力事情を考慮して弱めに設定されている…って事はあるけど、オフィスの中なのだから「過酷」とは言えない就業形態なんだけどね。



そんな酷暑の今年の夏、明らかに去年とは全く違うことが…。

一つはご存知のようにこの世から親がいなくなってしまったこと。これはここで詳しく書くまでも無い。
で、もう一つが「汗」をかくようになったこと。
 えっ? 「汗?」って思うだろうけど、とにかく今年の夏はまあ汗をかいた、かいた。自分の持ち物がガラリと変わるほどの汗だったのだから驚きだ。
今までだって暑ければ当然汗はかいた。でもたとえばハンカチで、たとえばタオルで額を押さえれば、それなりに何とかなった。少なくとも滝のように流れる汗…など言うことはなかったのだ。

もちろん「代謝が悪くて汗をかかない」と言うような不健康な話ではない。基準は曖昧になるけど、多分一般的なものだったのだと思う。

ところが今年は違った。
汗があまりに気持ち悪くて、出先で新しいシャツを買って着替えること数回。Tシャツレベルで言うと10回ぐらい買っては着替えている。お陰でクロゼットの中はTシャツで溢れていたりする。

  一体なんなんだ?と調べてみると、やはり加齢による体調の変化の代表的なものの一つらしくて…要はおじさん体質になり無用に汗をかくようになってしまったって訳だ。

 僕の場合は額から汗がでるよりも背中で、背骨に沿って汗が流れる感じで、気がつくと腰辺りが汗で濡れていたりするのだ。爽やかな青年や綺麗なお嬢さんが汗をかいているというのは、イメージでもビジュアルでも良い感じだが、ポロシャツにデニムを着てリュックを背負った白髪のおじさんが、汗塗れになって電車に乗ってくると何だかちょっとイヤじゃない!(苦笑)



きっとこれからは夏になる度に「汗まみれおじさん」になる。一層、夏が煩わしくなってしまうのだろうなあ。
「えっ? そんなに夏が嫌いか?」って?

いやそれがそうでもなくて。何故ならまだ若かった時 まだ爽やかな汗をかけた頃のボクは(苦笑)、やっぱり沢山の想い出が夏にある。それは遠い夏の夜の花火が美しいように、遠い夏の日の思い出は、とても切なくてとても美しかったりするのだ。もちろん…多分に美化されてはいるけどね。