小さな嘘 大きな嘘 優しい嘘 傷つく嘘 1
- Day:2009.02.28 20:25
- Cat:独り言
実際にはまだ明け切らない朝方に、多くの人が見る事が出来なかった雪とは言えない雪が、
一ヶ月くらい前に観測されているからだ。
それでも霙【ミゾレ】交じりの雪だったので、ボクの住む港区は「積雪」まではいきませんでした。
ちょっと残念(;^_^Aエヘヘ
ボクは嘘をつかない。
というのは嘘かも知れない。
正確に書くと、誰かが傷つくような嘘をつかないように・・・と常々気を付けている。
「嘘をつかない」・・・それは子供の頃を振り返って、両親に最も口うるさく言い聞かされていた
ナチョパパ家のプリンシプル(原理原則)だった。
「子育ての方針」・・・これは家庭ごとに違うと思うので、どれが一番正しいとは言わない。
ただナチョパパ一家では「制裁」というモノが「愛の鞭」であっても、力であることは無かった。
人によっては「3歳までの子供は動物と同じだから殴って育てる」と言う人もいる。
反対はしない。
でも賛成もできない。
それはきっとボクの家庭ではそうではなかったからだ。
今でも敬語になってしまうほど、怖い父親だったが、殴って何かを分からせようとする教育方針では
なかったのだ。
これは母も同じで、良く聞くような「ビンタ」みたい事を「良し」としない家庭だったのだ。
もちろん、お箸の持ち方が悪い・・・掌をパチリとやられたことぐらいはあるが、いわゆる
「制裁による教育」と言うことがなかったのだ。

ところが・・・父と母にそれぞれ一度だけ、頬を殴られた事があった。
「殴られる」と言うには軽度のものだったから、”はたかれた”と言った方が正しいかも知れない。
父は「時間に関して」うるさい人だった…つまり原因は「時間を守らない事」
母は「嘘に関して」うるさい人だった…つまり原因は「嘘をついた事」だった訳だ。
この一回ずつの「頬をはたかれた事」だけが、ボクが受けた(躾としての)体罰だった。
★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆
ここで話が大きくズレるので…全三回の話になってしまう…事をお許し下さい。
★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆★★★★☆
一回ずつの出来事だから、尚更良く覚えているのかも知れないが、母にはたかれたのは、
大きなが誤解が元だったのだ。話はこうだ。
母はボクが嘘をついた事に対して頬を払ったのだが・・・後にこれは母の勘違いであったことが
分かるのだ。
理由はこうだ。
小学3年生の時の宿題で「公共のお仕事について班ごとにレポートする」と言うようなモノだった。
公園の管理事務所のおじさんに話を聞いても良いし、図書館のおねえさんに話を聞いても良かった。
それぞれの班ごとに取材先を決めて、グループ発表をするのが最終目的だったのだ。
僕らの班は「荻窪警察に行ってお巡りさんの話を聞こう」と言うことでまとまり、放課後にそれを
実行することにしたのだ。
ところが善福寺と言う所から荻窪警察までは、ちょっと距離があった。
歩けない距離ではないのだけど、小学校3年生のボクらが普段遊んでいるエリア外だったのだ。
当然そこまでどうやって行くのか?と言う話になった時に、加藤君(実名(苦笑))が、
「ウチにはタダでバスに乗れる切符がある」と言い出したのだ。
初めは自転車で集まろうとか、歩いて行こうと行っていた面々も、バスで行けるなら・・・と、
この加藤君の説に乗ったのだった。
その夜、事件は起こった。

夕飯の用意をしていた時間帯に電話が鳴った。
どういう訳か、当時 我が家は玄関に電話があった。靴箱の上に敷物が敷いてあって、変な牛の置物と、
花瓶(これはいつも花が活けてあった)、電話が置かれていた。
良く考えてみれば、圧倒的に居間にあった方が便利なのだが、どういう訳か薄暗い玄関にあったのだ。
きっと面倒な事もあったのだろう。電話が鳴ると兄妹で争うように電話に出ていた。
その時も夕飯を作っていた母が電話に出ることは出来ないので、いつものように子供達が、
まず電話に出た。その時に出たのは妹だった。
「ママ~ かとうさん というひとから でんわ~」と。
と今日はここまでですぅ~(^▽^;)アセ